白金のばってんさんを後にして
おばさん二人が
酔いちくれて(笑)
天神方向に歩く。
彼女が今夜、泊まるホテルは
デリヘル嬢として
何度か行ったことがあるホテルだ。
「私ね、アンタ(私)に離婚しない極意を聞きたいんだよね」
「極意?そんなもん、何も無いわ(笑)」
「アンタ、あるはずよ~」
「んなもん、ないわ!(笑)」
強いてあげるなら、デリヘルをして色んな男とスケベなことを取っかえ引っ変えしている……と言う刺激があるからでは?
と、言いたかったけど、やめておきました。
彼女には、彼女の生き方があり
考え方や価値観がある。
当然、私にもある。
私の考えを述べたところで
変化がないことは想像出来るし
「デリヘルってそんなにいいの?」
って肯定的、否定的に聞き返されても
私が困る。
そういう会話の先を
0.5秒で考え、私は口をつぐんだ。
彼女が私がデリヘル嬢をしていることを知っていても、その事が私達の付き合いに問題がないのなら、あえて私達の会話には出さない。
大人の嗜み?ってもんですかね?(笑)
まあ、あれですよ、あれ。
一生懸命に家庭を回していることは
確かです。
私も、彼女も。
ではでは、股。