皆さま、
おはようございます。
このところ、
毎日の気温の変化が
やけに激しく思われません？
皆さま、
お元気にお過ごしでしょうか？
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さてさて。
今のわたしのように、
誰でも、人生の中で何度かは、
「生まれ変わるとしたら」
そんなことを考える機会が
あると思うんです。
（来世があるかないか知らないし、
わたし、予定では、
２００歳まで生きるつもりなので、
まだかなり先なんですけど）
幾つか候補が浮かんでるので、
ちょっとお付き合い下さいな。
まず、
「カカポ」ですね。
別名「フクロウオウム」と呼ばれる、
このずんぐりとした、
ニュージーランドの小さな島に住む鳥。
気の遠くなるほどの長い歴史、
のんびりゆったり、
外敵のいない島の環境の中で、
「これ要らないな」と
退化を繰り返した結果、
飛べない。
疑わない。
野生で生きて行く上で、
問題しかない生き物に
進化してしまったカカポ。
案の定といいますか、
身勝手な人間が
島に持ち込んだ外来動物のせいで、
絶滅寸前の危機に晒されております。
そりゃそうですよね。
初めて出会う外敵に対して、
恐れより好奇心が勝り、
近寄って捕食され、
仮にびっくりしても、
フリーズして捕食され、
仲間の存在を知らせ合うために、
花のような、蜂蜜のような良い匂いを
放っては捕食され。
捕食される理由だらけのこの鳥の
何が羨ましいかって、
そこまで弱いと、
保護団体に
守って貰えるんです。
とことん弱くても良いんです。
強くなろうとしなくても良いんです。
疑わない気持ちと、
突き抜けた人懐こさで、
守って貰えるなら
《素敵やん》とか思っちゃって。
ただ、
ちょっと引っ掛かってるのがね。
寿命が６０年から９０年と
とても長いせいか、
元々のんびりしてる性格のせいか、
３年から５年に一度、
大好きなリムの実がたくさん付く年にしか
カカポには、
繁殖期がきません。
この間の性欲は、
どうなってるんでしょう？
このいわゆる当たり年には、
オスたちは何キロも歩いて
一斉に一ヶ所に集まり、
これまた何キロにも届くような
でっかい声で鳴きまくってメスを呼び、
（この時外敵にも気付かれて
捕食されつつ）
約4ヶ月に渡って、
性欲解放大カーニバルの開催です。
この一大イベント、
多くの動物と同じく、
メスに決定権があります。
んん？
これ、
ちょっと新鮮かも？
大勢のオスの中から、
パネルでもなく、
店長コメントでもなく、
クチコミでもなく、
もちろん写メ日記からでもなく
オスがそれぞれに作った
庭の出来具合や、
声の大きさや低さ、
身体の大きさなんかで
選ぶんですよね。
でもね、カカポのメスの場合、
選んだとしても、
交尾が済んだら、
「じゃあね」とばかりに、
さっさと、
また何キロも歩いて元いた巣に帰って、
ひとりでたまごを産んで、
ひとりでヒナを育てるんですよね。
完全な子種市場です。
オスは、
モテるオスも、モテないオスも、
そこに残って、
やって来ては去って行くメスに
愛を叫び続けます。
どんなに魅力的なオスにもバイバイ。
どんなに魅力的なメスもサヨウナラ。
また逢えたとしても、
３年後？５年後？
うーーん。
淋しくないですか？
やっぱりカカポはやめとこうかしら。
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本日の合言葉
「カカポ」