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人気の理由は何と言っても、ひとつだけ願い事を叶えてくれると評判の「幸福地蔵」です
鈴虫寺のいわれ
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秋だけでなく、一年中鈴虫の音色が聞こえる境内。それゆえ「鈴虫寺」の名で親しまれていますが、寺の正式な名称は「妙徳山華厳寺(みょうとくざんけごんじ)」です。江戸時代中期の享保8年(1723)、華厳宗の再興のために鳳潭上人(ほうたんしょうにん)が開かれたお寺です。現在は臨済宗の禅寺で、ご本尊は大日如来。地蔵菩薩を安置しており、全国から地蔵信仰、入学・開運・良縁祈願の方々をはじめ、多くの方がそれぞれの祈願にお見えになります。
幸福地蔵さん
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ひとつだけ願いを叶えに来てくださる、お地蔵さん。鈴虫寺の石段を上った山門脇には、「幸福地蔵さん」が立っておられます。本当のお名前を「幸福地蔵菩薩」と言い右手には錫杖(しゃくじょう)、左手には宝珠(ほうじゅ)をお持ちになっておられます。
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普通仏様は、皆はだしですが、「幸福地蔵様」は日本で唯一、わらじをお履きになられています。これは、お地蔵様が皆様の所まで願いを叶え、お救いの手をさしのべるために、歩いて来てくださるからなのです。
幸福お守り
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鈴虫寺のお守り・お札は幸福地蔵様の化身、お地蔵様のお姿が入っておられます。お守りは持っておられる方を守ってくださるもの、だから、常にお傍に身につけてください。お札はお祓いされている家や家族、職場などを守ってくださるもの、ご自宅や会社にお祓りになり、朝や夕に皆様で手を合わせていただければ結構です。詳しくは、ご参拝の際に説明がございます。
鈴虫説法
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観光寺院と呼ばれるお寺もふえた昨今ですが、鈴虫寺では寺院本来のあり方を常々大切にして参りました。ご参詣くださる皆さんには、書院へお入りいただき、鈴虫の音色とともに私どものお話を聞いていただく「説法」の時間をもうけております。
簡素ではありますが、お茶とお菓子をご用意させていただくのも、禅宗の教えの一つである「茶礼」に基づいた考えなのです。といっても、堅苦しいものではありません。当寺の住職や副住職をはじめ数名の僧が、お寺のことやお参りの仕方、あるいは日々の心の持ち方についてお話しいたします。
拝観時間
開門9時
閉門17時(最終受付16時30分)
混雑時、開閉門時間が変更になる場合があります。
拝観料 大人500円(茶菓子付き) 小学生300円
〒615-8294
京都府京都市西京区松室地家町31
075-381-3830
鈴虫 豆知識
夏の終わりから秋にかけて、リィーン、リィーンと鈴のような心地よい鳴き声を聞かせてくれる鈴虫。
その美しい鳴き声を聞く機会も少なくなっていますが、私たち日本人の心の中にはいつの時代も情緒あふれる鈴虫の鳴き声が鳴り響いているのではないでしょうか。
鈴虫は6月上旬にふ化し、2カ月の幼虫期間を経て成虫になります。成虫になると2カ月の繁殖期間で交尾と産卵を行い、10月下旬には短い一生を終えます。