おはようございます
本日も
ご指名ご予約してくださった殿方様
ありがとうございます
お逢い出来る瞬間を
楽しみにお待ちしておりますので
お足元に気をつけて
いらしてくださいませ
まだ15時15分から 空きがございます
お時間が合いましたら
ぜひ逢いに来てくださいね
今日も皆さまのお越しを
元気にお待ちしております
先日
葛飾北斎さんの映画が
面白かったよと教えていただきまして
さっそく観てみました ⭐
映像化されていることを
なぜか思いつきませんでした
映画 『 HOKUSAI 』（2020）
北斎さんの
青年期を柳楽優弥さん
老年期を田中泯さん
阿部寛さんが
あの蔦屋重三郎さん役です
来年の大河
『 べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 』が
待ち遠しいですね
あと
喜多川歌麿さんや
東洲斎写楽さん
曲亭馬琴さんなども登場して
面白かったです ⭐
北斎さんは
晩年83歳を超えて
長野県小布施町（おぶせまち）を
4度も訪れたそうです
地元の豪農・豪商である
高井鴻山さんが
アトリエや画材をサポートし
絵に集中することのできる環境で
北斎さんは自由に肉筆画を
描くことができたため
小布施には北斎さんの作品が数多く
残されているそうです
高井鴻山さんが
私財を投じて造り上げた
上町（かんまち）祭屋台は
飾り舞台には中国宋時代「 水滸伝 」に
登場する軍師 皇孫勝と
天空を舞う龍の木彫が置かれています
その上町祭屋台の天井絵の2図が
映画の最後のシーンに登場してくる
「 怒濤図 」の
「 男浪（おなみ）」と
「 女浪（めなみ）」です
その青はヨーロッパから渡ってきた
顔料のべロ藍（プルシアン・ブルー）が
使われたとされています
本体部分の大きさは
約118センチ四方です
金箔の地の緑絵には
北斎さんの下絵に鴻山さんが
彩色したという一説もあるそうです
また屋台は２基存在していて
東町祭屋台には「 龍図 」と「 鳳凰図 」が
描かれています
記録によるとこの屋台は
文化三年（1806）につくられたもので
小布施に現存する七基の祭屋台のうち
最も古い歴史を持つそうです
天保十五年（1844）
北斎85歳のとき
約半年を費やして描かれたそうです
燃えるような紅の地に龍図
暗い藍を基調とした鳳凰図は対極をなし
中国の陰陽思想に基づいた
その明暗が舞台の装飾効果を
高めているそうです
上町祭屋台と東町祭屋台は
長野県宝に指定されて
長野県上高井郡小布施町の
北斎館に展示されていますので
ご覧になりたいかたは参考に ⭐
そして
北斎さんが最後に書いたと
いわれている絵が
富士越龍図（ふじこしのりゅうず）です
90歳で亡くなる
3ヶ月前の正月に
描かれたそうです
北斎さんは辰年だそうで
もしかしたらご自身と重ねられて
描かれたのでしょうか
死を目前にした北斎さんは
大きく息をして
「 天があと10年の間
命長らえることを
私に許されたなら」と言い
しばらくしてさらに
「 天があと5年の間
命を保つことを私に許されたなら
本物の画工になり得たであろう」と
亡くなる瞬間まで
もっと長生きして
絵を描きたいと願ったそうです
それでは
今日も一日、皆さまにとって
良い日となりますように
ありす(＊人