今日は少し用があって、いつものSMバーに行きました。
私の隣に、このお店に初めて来たという女性が着席しました。そこで私と目が合うと、すぐさま「すみません、数年前に~さんのイベント(とても小規模なもの)でお会いしたことがありますよね?」と聞かれました。
大変申し訳ない話なのですが、私は人の顔を覚えるのが得意ではなく、お顔を拝見しただけでは分からなかったのですが、そのイベントの場所も合っていたので間違いはありません。それからは最近どんな活動をしているのかとか、昔と違う性癖についてに軽く談笑しました。
ただただ私のことを覚えている方が話しかけて下さったことが嬉しかったです。よく昔のクラブで知り合った業界の方や、M男さんなどにお会いすることはありますが、まさか3年以上も前の小規模なイベントでお会いした方に声を掛けられるなんて思ってもみませんでした。
話は変わりますが、この前サブが3年後を目途に事業を拡大する話をしてくれたので、なんとなしに「その頃はまだ私はM性感をできているのかな」と私が言うと「むぎさん、僕を捨てたら許しませんからね。今日はむぎさんが『辞めない』って言うまでプレイ始めませんから」と駄々をこねられてしまいました。
その時は「もし百歩譲ってM性感を辞めたとしても、私はどうしようもない変態だから、絶対にSMは続けているよ。大丈夫、きっとすぐに君に見つかっちゃうよ」と諭しました。
現に前のお店のSMクラブを卒業するときにM性感は続けることをお客様にお伝えできなかったのですが、みんな「昔書かれていたコラムに文章が似ていたのでわかりました」とか、お尻のデカい写真を頼りに探し出して、わざわざ今でも渋谷のM性感まで会いに来てくださります。
私は元々幼少期の頃から変態で、SMに興味を持ち始めたのは高●生の頃でした。すごいことなのですが、色んなイベントやバーに行くと、当時高●生だった頃の私がネットのSM記事で見ていた女王様に実際にお会いすることができたりします。
会えるどころか、隣に座って親しげにお酒を飲んでくれたりするので「私はずっと憧れだったディズニーキャラクターをいま目の前にしている気分です」と興奮気味に伝えています。
ある女王様(大変僭越ながらディズニーで例えると、ミッキーレベル)がそんな私の話を聞いて「長くSMをやっていると、そう言ってくれる人が多くて、曲がりなりにも続けて良かったっていつも思うの」と仰っていました。
なんかずっと憧れだった世界の人がそこに居てくれるだけで「会えた!うれしい!すごい」といった当時この世界に憧れていた高●生の頃の自分の気持ちが昇華される気がしてきます。
もうさすがに私もこのお仕事を初めて少し経つので、いつまで経っても内心の興奮は冷めやらぬ気持ちで一杯なのですが、挙動不審になるわけにもいかないので最近は平静を装っています。
このお仕事を初めて良かったなと思えることは本当に数えきれないほどあるのですが、その中でも近い距離でこうして憧れのSMプレイヤーさんに会えるというのは特権だなと感じています。
前述した女王様との出会いから、私は「そこに居続けるだけで、助かる人がいる」ということを学びました。
大概のお仕事がそうだと思いますが、何か大きな出来事や、節目があったときに辞めようかなと思うことは一度や二度ではないはずです。それでも続けるべき価値があるかどうかについては、もう正直誰にも予測することができません。
ですが、私が女王様に会えただけでとても嬉しい気持ちになれたように、長く居続けるだけで誰かの気分を良くすることができるなら、お仕事としてのプレイを少しでも長く続けていたいなと常々思うようになりました。
まあ何度も言うようで申し訳ないのですが、そもそも私の場合は根が変態すぎて辞めようと思って辞められるものではありませんので、少しでも長くSMの世界に居続けられるように健康と謙虚さをなるべく保っていけるように努めます。
これも私がいつも口にしていることですが、将来の夢は個人事務所を持つことです。私の個人事務所なら、仕事の合間にペニバンしたり、私の身体に奉仕させながら仕事をしても誰にも怒られません。もうずっとその野望を持ち続けています。
また普通の一般的なお仕事をしつつ、フェチやSMプレイをするのが一番非日常の落差を感じられて死ぬほど興奮できるというのを、変態の私は身を以て知っています。なのでこれから先は年単位で少しずつお仕事の比重を変えていくつもりです。
ですが決して急にプレイ自体を辞めたりはしない(できない)ので、どうかあなたの人生の片隅に私とのプレイの思い出を添え続けてくれると嬉しいです♡