熱中症予防の正しい知識を!
知っておきたいポイント
1 体に熱がたまると、脳や内臓への血液が不足する
体は熱くなった体内の血液をどんどん体の表面に集め、
皮膚から放熱して冷やそうとします。
ただ、体内の血液量は決まっているので、
皮膚に血液が集中するほど、
脳や内臓への血液が不足します。
その結果、さまざまな障害が現れるのが「熱中症」です。
2 汗をかく機会が減少し、暑さに弱くなっている
都市化により私たちの体温調節機能そのもの
が働きにくくなっているということです。
夏でも冷房の効いた涼しい室内で長い時間を過ごし、
あまり体を動かさないなど、
汗をかく機会が少ない暮らしをしていると、
汗腺の働きが低下しやすく、
暑い環境での十分な発汗ができなくなるので
要注意です
橋本 優那