先日、若い頃の職場だった新橋へ行きました。
時間もあったため、懐かしくてしばらく辺りをうろうろ。お店もずいぶん変わってしまったなぁ。こんなところにこんな立派なビルが立ったんだ。ここは前なんだったっけ?と独りごちながら、久々に新橋ランチでもしようと思い、私が勤めていた頃にはなかった新しいお店に入りました。
小さな店内、入口にはセルフレジ。最近、支払いはこのタイプの店が多いなぁと思いながら、厨房にいるやたらと元気のいい外国人からイラッシャイマセと挨拶され、カウンターに案内されました。注文は、今流行りのQRコードから。
何にしようかとメニューを選んでいるとすぐに、隣の席に大柄なサラリーマンが座ってきました。時間はまさに昼時。新橋の昼はどこも混雑するため、男だから・女だからといった配慮は一切されません。席間隔が狭ければ、お互い肩を縮めながら座ります。着ているコートを脱ぐスペースもありません。なんとか身体をくねらせながらがんばって脱ぐか、諦めるかです。そしてひたすら黙々と食べるのです。
そんな新橋流激戦ランチの感覚を久々に味わっていると、私はニュー新橋ビルにあった、あるお店を思い出しました。
カウンターだけの小さなお店で、席間隔も狭く、いつも両サイドの人に当たらないよう身体を斜めに滑り込ませてから着席し、肩をすぼめて座りながら、先払いで店主のおばちゃんに現金を渡して食べた洋食ランチ。
今私がいるこの最新のお店と比べると、店員さんの国籍も、注文方法も、支払い方法も、何もかもが新しい時代へと変わってしまったけれど、この狭さと混雑具合は今も昔も全然変わらないな、と妙に感慨深い懐かしさに心が熱くなりました。
異動や転職のご経験がある方、ぜひ懐かしの職場の街を、久々に散策してみてはいかがでしょうか。
ほんのちょっとの発見が、あの頃の自分と今の自分を繋いでくれるかもしれません。
本日は14:00-18:00の出勤です。
ご予約お待ちしております♪
☆上条千里☆(カミジョウチサト)