小鳥たちのさえずりが
一層美しく響き渡り、
雀が巣作りを
始める頃となりました
昨日より、春分初候
雀始巣(すずめはじめてすくう)を
迎えましたね✨
雀の巣は、燕の巣と違って
屋根の隙間や軒下など
人目につかない高所に作られます。
そして雀の雛が巣立った
秋から冬にかけては
巣を持たずに
群れを成し
皆で寄り添い合い
木の上で過ごすのだそうです。
また、子雀たちが
巣立ちを迎える晩春
早春に萌え出した
草の芽が伸び
雀のからだが隠れるほどの
高さになることを
〝雀隠れ〟というそうです。
昔の人は生い茂る草たちと雀、
両方にあたたかい眼差しを
向けていたのですね✨
ここで小林一茶のユーモラスに溢れた名句
〜 雀の子 そこのけ そこのけ 御馬が通る 〜
御馬が通らなくなり、
代わりに車が走る道になっても
雀は私たちのそばにいてくれます☺️