七十二候が小満次候の
〝紅花栄(べにばなさかう)〟に
変わりましたね✨
紅花が盛んに咲き誇る頃を
表した候ですが、
実際に紅花が咲き始めるのは
もう少し先の六月末頃からです。
皆さんは 紅花というと、
何を思い浮かべますか?
最近では
良質の食用油かも
しれませんが、
昔は紅花から
口紅や衣装の染料を
取っていました。
そう、鮮やかな紅色ですね✨
幕末当時のその価値は、
お米の百倍、金の十倍という
貴重品だったのだそうです。
紅花は咲き始めの頃は
鮮やかな黄色ですが
成長するにしたがって
徐々に赤みを帯びていきます。
染料にする為に茎の末端から
摘み取っていくことから
〝末摘花(すえつむはな)〟
とも呼ばれています。
『源氏物語』に登場する
お姫様の名前としても
知られていますよね👸
そして、〝紅花栄〟の
「栄」という漢字は、
元は花びらが
円形になる桐の木のことで、
花が咲くことを表す漢字です。
日本語の「咲く」も
「栄ゆ」と同源なのだそうです。
美しく生き生きと
咲き誇る紅花。
ハーブや生薬としても
古くから親しまれ、
女性特有の不調緩和にも
用いられています。
きっと、女性に元気をくれる
お花なのでしょうね☺️🌼