熱帯の湿気が漂う夏の日。輪郭の溶けていく時間帯に、ブラインド越しに差し込む西日が部屋を幻想的な光で満たしていた。
旅の疲れか君は部屋の片隅に座り、目を閉じている。
薄着でいる君の肌が光に照らされるたび、微かな輝きを放っているように思えた。君の髪は光を受けて輝き、まるで金色の糸を織りなすように見える。大きな瞳や色素の薄い肌からはどことなく艶っぽい雰囲気を醸し出していた。
部屋には静寂が漂い、外では蝉の声が聞こえる。時折、風が吹くたびにカーテンが揺れ、光と影が踊る。透明な布地越しに差し込む光が、君の輪郭を繊細に描き出す。君の輪郭は柔らかく、優しく波打つように溶けていく。
お兄様いかがお過ごしでしょうか🦑
春の暖かな風と共に、お兄様との出会い楽しみにお待ちしております🌸🌼