この本に登場していただきます
中島敦
『悟浄歎異一沙門悟浄の手記一』
このビブリオ日記には
これから新たに読む本のことしか
書かないつもりだったけれど
どうしてもこの本のことを
皆さまに紹介したくって
登場させちゃいました(笑)
私の大好きな作家の一人・中島敦
この「悟浄歎異」では
沙悟浄からみた孫悟空&三蔵法師の「強さ」「弱さ」について書かれています。
漢籍知識が豊富な中島敦の文章は
漢文調で慣れないと読みづらいけれど
人間の内面をくっきりと描きだす彼の文章に
惚れています
私では上手く言葉に出来ない内面世界を
こうも的確に鮮やかに輪郭をあたえる中島敦という才能に嫉妬しちゃう(笑)
「自分」を静かに見直したい、と考えている人は是非読んでみて下さい
二階堂なつ