こんばんは
つかさです
つかさが勤めてるお惣菜屋さんに
よく来てくださるお客様で
学生さんの頃から来てくださっていて
顔馴染みになり、
挨拶以上の会話がぽつりぽつりと増え、
来店されると
混んでいなければ数分
近況報告するくらいにまで
会話をかわすようになり
今ではスーツをびしっと着こなす
素敵な大人の女性になられた
お客様がいらっしゃるのですが
そのお客様が本日も来店してくださって
出張で忙しくしていたとき
店頭に立つことが
なかなか無かったため
お会いしたのが数ヶ月ぶりでした
混雑していたのもあり
近況報告は出来なさそうだな
と思いつつも
ご注文はつかさが承りたいと思い、
「お久しぶりです！」
と声をかけると
「あの！本日何時頃、退勤されますか！？
ほんの少し
お時間いただけないでしょうか！」
と、いつもとは違ったご様子
直感でこれは話を聞くべきだと思い、
お会計の際のレシートの裏に
詳細をささっと書き
おつりをお渡しする際、
「申し訳ございませんが、
暖かいところでお待ちくださいね」
と一言付け加えると
安堵の表情を浮かべるお客様
退勤した後、すぐさま
待ち合わせに指定したカフェに向かうと
MacBookと睨めっこしているお客様
(あーチェックの可愛い制服を着ていた
あの少女がこんなにも立派に)
と勝手に感極まり
ぐっと涙腺を締めて声をかけると
首の心配をしてしまうくらいの勢いで
こちらに顔をぐりんっと向け
「急なお願いをしてしまい
申し訳ございませんでした！」
と立ち上がり深々と一礼
ざわつく店内www
宥めて座るよう促すと
恥ずかしそうに笑みを浮かべながら
席に座り、
ふぅと一息つくと
今回のお願いの理由を
話し始めてくれました
うちのお惣菜が本当に好きで
よくお母さんにねだってたこと
一人暮らししてからは
何か良いことあった時
疲れた時の贅沢として
買ってくれてたこと
就活難で落ち込んでたとき
美味しいおかずを食べて
力になってたこと
就活浪人してやっと希望の会社の
内定がもらえた時
つかさ含めその場にいたスタッフ
みんなが喜んでくれたこと
そして今回、
夢である海外支社への赴任が決まったこと
この先お会いできる機会が
もしかしたら無くなるかもしれない
その前に直接報告と
これまでの感謝を述べたかった
ということでした
常日頃、お客様の笑顔をみては
この仕事続けてきてよかった
と思ってはいるのですが
今回この報告と感謝を聞けた時、
心の奥底から
込み上がるものがありました
お客様の今までしてきた努力の
その過程の中で
夢を成し遂げるまでの
支えのひとつになっていた
必死の抑えた涙も虚しく
何度もお礼を言いながら
ぼろぼろ泣いてしまい
お恥ずかしい姿を晒してしましました
いやー
こんな出会いがあるなんて幸せ者ですね
しっかりと胸に刻みます
あー本当に仕事続けてよかった