今回紹介する小説は、『ある男』などの作品が映画化されている、平野啓一郎さんの『透明な迷宮』です。
あらすじは…
「ブタペストで見世物として『愛し合う』ことを強いられた男女は、悲劇の記憶を『真の愛』で上書きしようと懸命に互いを求め合う」
もう、シチュエーションだけで官能的で、色々と想像しちゃいますね🤭
こちらは短編集で6作が収められていて、火しか愛せない男の独白「火色の琥珀」も大好きです。
もう一つ、同じく平野さんの『顔のない裸体たち』も好きです。こちらはアダルト動画のサイトに匿名で自分たちの動画を上げる男女の話なのですが、女性描写がすごい!人生2周目生きて男女どちらも経験されてるのでは!?と思ってしまうほど、女性特有の身体現象が真に迫って書かれていて、「何で分かるのー!?」とびっくりしながら読みました。
自分とは性別も環境も全く違う人物についてここまで細かく描ける。小説家の表現力って、本当にすごいなと思います🙄
#雑記