それは、腐れ縁のようなものだ。
猫は、冬と夏で、毛皮の衣替えをする。
夏になると、毛量が減り、
冬になると、毛量が増える。
だから、冬から夏に変わる今の季節は、抜け毛がすごい。
そこで登場するのが、私の相棒「ダイソン」だ。
最新鋭のダイソンは、ノズルの先端から出る特殊な光で、ホコリを可視化してくれる。
だから、確実に猫の毛を収集することができるのだ!!!
猫の毛の野郎、ザマァ。
貴様らには、ゴミ箱行きの刑をくれてやる。
でも、猫はダイソンが嫌い。
あの大きな音が、猫にとってはストレスになるらしい。
1匹は、ダイソンを起動させた途端、
腰が引けた状態で、猫パンチを繰り出す。
この猫は、勇者だから、
天敵が目の前に現れたら、一度は戦ってみる性分らしい。
でも、2、3回、パンチを繰り出して、
ノーダメであることを知ると、諦めて逃げる。
もう1匹は、ダイソンを見るなり、一目散に押し入れの中に入る。
最初から戦う気などない。
ある意味、賢い猫なのかもな。
早めに、相手の能力を見極めて、
強いと感じたら、戦う前に逃げる。
仮に、戦って勝ったとしても、
これと言ったメリットはないしね。
掃除機への対処法一つとってみても、
性格の違いが垣間見えるから、猫は面白い。