夜間学校に通ってた頃、Fラン大の近くにある飲食店で働いてて、
そのFラン大の学生と働くことが多かった。
そもそも、Fラン大とは
レベルが低過ぎて、偏差値の算出が不可能な大学を意味する。
要は、名前を書けば、誰でも入れるような、
ビーバップハイスクールの大学版みたいな学校のこと。
世間は、彼らのことをBakaにするけど、
めっちゃおもろい人ばっかで、楽しかったで。
これはFラン大あるあるかもしれんけど
毎週日曜は競馬新聞を見ながら馬券買う、
店のバックヤードに集まって賭け麻雀、
給料日には、コンビニで、iTunesカードを買って、ソシャゲに廃課金
そして、その損失を取り戻すために、
大学の単位を犠牲にして、バイトで稼ぐ
このように、享楽的な趣味に没頭する人が多い。
奴らがどんだけギャンブルに課金しようと、
私には関係のない話やから、
見てる分には面白かったな。
良くも悪くも、大学は自由や。
授業に行こうが行かまいが、自己責任。
単位が取れんくなって、困るのは自分だけ。
高校みたいに、口うるさく「学校に来い」と言われることもない。
すると、元々、堕落してた奴は、余計に堕落する。
それが、Fラン大なら尚更や。
Fラン大には、誘惑が多い。
Fラン大は、受験勉強から逃げてきた連中が集まる学校やからな。
大学受験って、それ自体が社会の役に立つことはないけど、
受験戦争を乗り越えることによって、
忍耐力や計画性など、身についてると楽に人生を攻略できる要素が身につく。
別に、Fラン大が悪いって言いたいわけじゃない。
自分の人生を決めるのは、己自身ってことよ。
誘惑が多い中で、どれだけ頑張れるか。
でも、人間は弱い生き物やからな。
とことん誘惑に負けてみる人生も、おもろいかもしれんで？
そういう生き方も悪くない。
そう思わせてくれたのは、Fラン大の愉快な仲間たちだった。
私の人生の視野を広げてくれて、ありがとうやで。